MENU

大学職員の人気の職種ランキング5選~私が感じた「働く幸せ」の形~

『大学職員の人気の職種ランキング5選』

こんにちは。フリーライターとして活動しているNEMです。今回は、就職や転職先として密かに人気を集める「大学職員」の中でも、特に注目されている職種トップ5をご紹介します。私自身、大学職員として働いている友人や知人が多く、彼女たちのリアルな声を参考にしながらまとめてみました。女性目線での働きやすさやキャリアパスについても触れていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

大学職員と一口に言っても、その職種や役割は多岐にわたります。各部署や担当によって必要なスキル、やりがい、求められる人物像が変わってくるため、自分に合った仕事を見つけることが大切です。今回は、現場の声や募集が多い職種などを踏まえながら、人気の高い5つをランキング形式で紹介していきます。

目次

第1位:大学の事務総合職

事務総合職とは?

大学の「事務総合職」は、多くの人がイメージする最も一般的な大学職員のポジションです。学部事務や学務、経理、人事、総務、研究推進サポートなど、大学運営に必要なあらゆる業務に携わることがあり、その業務範囲は多岐にわたります。いわゆる「ジェネラリスト」として、幅広い業務知識を身につけながら働くイメージですね。

具体的な仕事内容

  • 学務関連: 時間割の作成、履修登録の管理、学生への情報提供など。
  • 総務・人事: 教職員の勤怠管理、採用手続き、庶務業務、文書管理など。
  • 経理・会計: 大学の予算管理、伝票処理、助成金や寄付金などの手続き。
  • 研究推進サポート: 研究費の管理、研究プロジェクトの調整、学会や研究会の運営サポートなど。

このように、大学組織全体を支える“縁の下の力持ち”的な存在となります。部署異動も比較的多いので、キャリアを重ねるうちにさまざまな視点を身につけることができる点が魅力です。

人気の理由

  1. 職務の安定性
    大学は公的機関や学校法人であることが多く、不況の波を受けにくい安定した就職先として認知されています。そのため、腰を据えて長く働きたいという人に人気があります。
  2. ワークライフバランス
    大学職員は、一般企業と比べて残業が少ないイメージが強いです。もちろん部署や繁忙期によって差はありますが、プライベートとの両立を重視する女性にとっては非常に魅力的です。
  3. キャリアパスの幅広さ
    総合職として入職すると、さまざまな部署を経験できることが多いため、自分の得意分野や興味を持った分野を見つけやすいのも人気の一因です。

解説:大学職員への道

第2位:入試広報担当

入試広報担当とは?

入試広報担当は、大学の顔ともいえる重要なポジションです。受験生の獲得や、入学希望者への情報発信を中心に行い、大学の魅力を外部へアピールする役割を担います。オープンキャンパスや高校訪問など、大学の認知度向上に直結するイベントの企画運営も含まれます。

具体的な仕事内容

  • 入試関連業務: 募集要項の作成、出願受付、試験運営、合否通知など。
  • 広報活動: 学校案内の制作、SNSやウェブサイトの管理・運用、広報戦略の立案。
  • イベント企画・運営: オープンキャンパス、高校訪問、説明会の準備・当日運営。
  • 受験生対応: 質問への対応、資料発送、個別進学相談など。

人気の理由

  1. やりがいの大きさ
    大学の魅力を発信し、実際に入学者数の増減に直接関わるため、成果が数字となって表れやすいです。自分の企画や広報戦略がうまくいったときの達成感は格別です。
  2. クリエイティブさを活かせる
    SNS運用やパンフレット制作など、クリエイティブ要素が強い仕事が多いのも特徴です。文章を書くのが好きな人や、デザインに興味がある人にとっては、自分のセンスを活かせる場が多くあります。
  3. 学生や受験生とのコミュニケーション
    説明会やオープンキャンパスでは、直接高校生や保護者と接する機会が多いです。「将来の大学生」となる若い世代と触れ合うことで新鮮な刺激を受けることも多く、やりがいに繋がります。

第3位:学生支援・キャリア支援担当

学生支援・キャリア支援担当とは?

学生支援やキャリアセンター担当は、学生が充実した大学生活を送るためのサポート全般を担います。就職活動におけるサポートはもちろん、留学の支援や学生生活に関する悩み相談など、多様なニーズに応えることが求められる部署です。

具体的な仕事内容

  • 就職支援: 企業との連絡調整、インターンシップの紹介、就活イベントの企画開催、面接練習など。
  • 留学サポート: 海外協定校とのやり取り、留学説明会や手続きのサポート、ビザ情報の提供など。
  • 学生生活支援: 奨学金制度の案内、学生寮や下宿先の紹介、困りごとの相談対応。
  • 学生カウンセリング: 心理面での相談窓口やサポート機関との連携。

人気の理由

  1. 人の成長に直結したやりがい
    学生たちの将来をサポートする意義は大きく、直接感謝される機会が多いのが魅力です。特に就活などでは、内定獲得の報告を受けたときの喜びはひとしおです。
  2. コミュニケーション能力を活かせる
    学生や保護者、企業担当者など、さまざまな人と関わるポジションです。人と話すのが好きな方や相談役になりたい方に向いています。
  3. 女性が活躍しやすい職場環境
    学生支援に携わる女性職員が多いこともあり、女性がリーダーポジションに就いているケースも少なくありません。育児との両立を目指すうえでも理解がある環境が多いです。

第4位:IT・システム管理担当

IT・システム管理担当とは?

大学の情報システムを管理・運用し、学生や教職員がスムーズにICT環境を利用できるようサポートするポジションです。オンライン授業や学内ネットワーク、ホームページの管理など、昨今では特に注目度が高まっています。

具体的な仕事内容

  • ネットワーク管理: 学内LAN、Wi-Fi環境の構築・保守。
  • サーバー運用: 大学公式サイトのサーバー管理やシステム監視。
  • 学内システムの導入・保守: オンライン授業ツールや学習管理システム(LMS)などの選定や運用サポート。
  • ヘルプデスク業務: 教職員・学生からの問い合わせ対応、PCセットアップ、トラブルシューティングなど。

人気の理由

  1. 社会的需要が高いスキルを身につけられる
    IT人材不足が叫ばれる中、大学のIT・システム管理担当として培ったノウハウは汎用性が高いです。今後のキャリアにも大いに役立ちます。
  2. 働き方の柔軟性
    必要な業務がシステム管理中心のため、リモートワークとの相性が良い面もあります。コロナ禍以降、オンライン授業の需要が急増し、それに対応できる職員は大学からも重宝されます。
  3. やりがいと安定の両立
    一般企業のようにITスキルは求められますが、大学という安定基盤の上で働けるのが魅力です。最新技術にも触れながら、長く安心して働けるという点で注目が集まっています。

第5位:研究支援・プロジェクトコーディネーター

研究支援・プロジェクトコーディネーターとは?

大学内の研究プロジェクトや学外との共同研究を支援・コーディネートする職種です。教員が行う専門的な研究活動をスムーズに進めるための資金管理やスケジュール調整、他機関との連携業務など、多岐にわたるサポート業務を担います。

具体的な仕事内容

  • 研究費の申請・管理: 科学研究費助成事業(科研費)や公的助成金、企業からの研究資金などの申請と管理。
  • 契約手続き・調整業務: 共同研究・受託研究における企業や機関との交渉や契約書作成。
  • 研究成果の広報: 学会での発表支援や論文投稿サポート、研究成果を社会に還元するための広報活動。
  • プロジェクト進行管理: 研究計画の進捗確認、スケジュール管理、必要なリソースの手配など。

人気の理由

  1. 学術的最先端に触れられる
    研究者の最先端の知見に間近で触れながら、その成果を社会に活かす手助けをするという、社会貢献度の高い仕事です。知的好奇心をくすぐられる人も多いでしょう。
  2. 高い専門性とキャリアの広がり
    研究助成金の申請や法的契約など、他では得られない専門知識を身につけられます。行政や企業との連携経験は今後のキャリアに大きくプラスとなります。
  3. グローバルな業務展開
    海外の研究機関や企業との共同プロジェクトも少なくないため、英語力を活かしたい人、国際的な場で活躍したい人にとっては非常に魅力的な環境です。

大学職員の魅力と向いている人

安定感・やりがい・社会貢献

大学職員は、公的機関としての安定感が魅力的です。同時に、若者の育成や学術研究など、社会にとって意義のある活動を支えているという大きなやりがいも得られます。民間企業とはまた違った形で「人の成長」や「社会貢献」に直結するため、そういったやりがいを求める人には理想的な職場と言えるでしょう。

専門スキル+コミュニケーションが鍵

大学という組織は、教職員・学生・外部機関など、非常に多彩なステークホルダーと関わります。そのため、専門的な知識や技術力だけでなく、コミュニケーション能力や調整力が求められる場面も多いです。各部署や担当領域ごとに必要とされるスキルは異なりますが、共通して「相手の要望を的確に汲み取り、形にする」力が重要となります。

女性の活躍が増加中

近年、大学の職場環境は女性職員の活躍が目立つようになっています。上司や先輩が女性というケースも少なくなく、女性のライフイベントに対する理解が深い風土を持つ大学も多いです。実際、育児休暇や時短勤務などの制度が整っているところが多く、女性にとって働きやすい職場環境と言えるでしょう。


大学職員を目指すためのポイント

就職・転職活動で意識すべきこと

  • 大学の理念や教育方針を理解する
    大学は教育機関ですから、その理念やビジョンに共感して働けることが重要視されます。志望理由をしっかりアピールするためにも、事前に大学の公式サイトや広報物をよく読み込みましょう。
  • 必要なスキル・資格を確認する
    事務総合職であれば、基本的なPCスキルやコミュニケーション能力、広報ならマーケティングやSNS運用の知識、IT担当ならプログラミングやネットワーク管理の基礎知識など、職種によって求められるものが変わります。
  • 面接や書類でのアピールポイント
    大学ではチームワークや柔軟性を評価されやすい傾向があります。面接や自己PRでは、協調性や組織の中での役割を果たす力、加えて自分なりのアイデアや改善意識を前面に出すと好印象です。

自分に合った大学・部署を選ぶ

  • 国公立大学と私立大学の違い
    国公立大学は公務員的な採用形態の場合もあり、筆記試験や公務員試験相当のプロセスを経ることがあります。一方私立大学は法人ごとに採用方法が異なるため、要領を押さえれば転職も比較的スムーズに進むケースがあります。
  • 大学の規模や特色を考慮する
    大都市にある総合大学なのか、地方の専門性を持った大学なのかによって、求められる役割や学生数、研究体制などが異なります。自分がどのような環境で働きたいのか、イメージしてみましょう。

まとめ~あなたに合った大学職員の道を見つけよう

いかがでしたか?今回は「大学職員の人気の職種ランキング5選」として、事務総合職、入試広報担当、学生支援・キャリア支援担当、IT・システム管理担当、研究支援・プロジェクトコーディネーターの順にご紹介しました。一口に大学職員と言っても、その仕事内容や求められるスキルは多種多様です。安定性ややりがい、社会への貢献度の高さなど魅力的なポイントがたくさんある反面、自分の強みやキャリアビジョンに合わないと感じる場合もあるかもしれません。

私自身、大学職員として働く女性の友人と話す機会が多いのですが、彼女たちは「学生や研究者を支援することで、人の成長や新しい発見を間接的にサポートできるのが何より楽しい」とよく口にします。一方で、繁忙期にはイベント準備や入試対応で忙しくなることもあり、メリハリのある働き方が求められるとも聞きます。何事にも向き不向きはありますが、まずは情報収集をしっかり行い、自分に合った道を探ってみるとよいでしょう。

最後に、大学職員の採用は定期的に行われているわけではなく、募集が出たタイミングで動く必要があります。特に私立大学は中途採用や契約職員からの登用など、さまざまなルートがあるため、日頃から求人情報をこまめにチェックすることが大切です。転職サイトや大学の公式HPを見逃さず、興味がある大学や職種があれば積極的にチャレンジしてみてくださいね。

大学は教育機関として多くの人材を育ててきましたが、そのバックグラウンドには多くの職員の努力と情熱が詰まっています。もしあなたが「人の役に立ちたい」「教育や研究をサポートしたい」「安定的な職場で長く働きたい」と考えているなら、ぜひ大学職員という選択肢を視野に入れてみてはいかがでしょうか。素敵なキャリアライフを築けることを心から応援しています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次